モーション適用時の注意:必須ボーンの追加

(モーション同梱の説明txt用に書いた文章です。大方初心者の方向けです)
こんにちは。トレーサーの端くれ、apr社会の窓P)です。
拙作モーションを使ってくださっている皆様、動画をご覧くださっている皆様、いつもありがとうございます。

ところで、配布されているモーションを使っていると、こんなことがあります。

「あれ…あの動画のモーションをもらってきたはずなのに、



別のモデルに流し込んでみたら、


腕が埋まるとか足がねじれるとかそれ以前に、どう見ても動きが変だ!!!!!!」

この症状、私のモーションを使ってくださった動画でもよく拝見します…。
これは、モーションを使うのに必要なボーンがないのが原因です。

配布動画と比べて明らかに変な動きをしている!
たとえば…
 ・モデル同士が重なっている
 ・上下運動や前後運動などがなく、体が引っ張られている感じがする
 ・上半身がぶれまくっていて人間の動きに見えない
 ・上半身や下半身がうまく動いていない
 ・腕が変な方向を向いていたり、あまり(全然)動かなかったりする
 ・足がその場に残って動かなかったり、変な動きをしたりする
 ・指の動きがおかしい
こんな症状があったら、
モデルにボーンが足りないことを疑ってください。


じゃあこのモーション、このモデルで使えないんじゃん!と思うかもしれませんが、
よほど特殊な構造でない限り、足りないボーンは比較的容易に追加できます。


まずは、Readmeをよく読み、モデルをよく確認して、使おうとしているモデルにはどのボーンが足りないか確かめます。
この場合、


「上半身2」ボーンが足りません。

このボーンは、「PMDEditor」と、「準標準ボーン追加プラグイン」を利用すると簡単に追加することができます。


ということで、PMDEditorを入手してください。
→VPVP Wiki
DLしてきたzipファイルは、好きな場所に解凍しておきます。


次に、準標準ボーン追加プラグインを入手します。
そして、解凍してできたフォルダごとでいいので、PMDEditorの_plugin\Userフォルダに入れます。

※たとえば握り拡散が必要な場合などは、準標準ボーン追加プラグインでは追加できないので、目的に応じたプラグインをインストールしてください。


つぎに、PMDEditorを開き、モデルファイル(.pmd)をドラッグ&ドロップして、
編集→プラグイン→User→SemiStandardBones→準標準ボーン追加 と進みます。
PMXモデル(.pmx)の場合は、一個下の「準標準ボーン追加(PMX)」をクリックします。


あとは必要なボーンにチェックを入れて、OKを押せば完了です!

編集が終わったら、必ず「名前を付けて保存」してください。

いわゆる準標準ボーンの場合は、これだけで完了です!
(全ての親、グルーブ、上半身2、親指0、肩P/C、腰、腕・手捩り等)

握り拡散等の構造が必要な場合も、
プラグインのインストール~プラグインの実行まで、基本は同じ流れです。

ボーンに関連するプラグインは、ほかにもたくさんあります。
詳しくはVPVP Wikiに行って検索してみてください。