MMD自動トレースからモーショントレース始めてみよう!-①自動トレースを実行

こんにちは。知ってる人は知っている、aprです。
MMD自動トレースの結果から、一般配布できるモーションを作る過程を記録していくシリーズです。

apr-mmd.hatenablog.jp

それでは、早速始めていきましょう。

今回の目標

MMD自動トレースを実行した結果のvmdを入手する。
詳しい使い方は作者のmiu様が解説してくださっているので、そちらをご覧ください。

qiita.com

引っ掛かりそうなところだけ軽く解説します。(自分が引っ掛かったところ)

人物追跡指定(セクション⑥-B)

ここでたぶん引っ掛かる人もいるんじゃないかと思います。
ExPoseが人物と思われる映像を追跡して、同じ人物であると判断した枠にインデックスを張るのですが、このインデックスがなかなか一発で取れません。
そのため、同一人物が映っている枠のインデックスを手で指定する必要があるのですが、どう指定すればいいか迷うところもあるかと思います。
f:id:apr_MMD:20211017114154p:plain
基本的に、同一人物を追跡している枠のインデックスを指定すればよいのですが、気を付けなければならないのは、以下のように前のインデックスと新しいインデックスが被って出てきた場合です。

①先に出ていたほうのインデックス(INDEX:0)より小さい枠で新しいインデックス(INDEX:235)が出てくる。 f:id:apr_MMD:20211017114830p:plain
②フレームを進めたら、新しいインデックス(INDEX:235)の枠が先に出ていたインデックス(INDEX:0)の枠より大きくなった。
f:id:apr_MMD:20211017114855p:plain ③新しいインデックス(INDEX:235)に完全に切り替わった。 f:id:apr_MMD:20211017115845p:plain
上記の場合、新しく出てきたインデックス(INDEX:235)が、先に出ていたインデックス(INDEX:0)の枠より大きくなったフレームから取得開始するといい感じになると思います。
つまり②、2142フレームからINDEX:235の枠を指定します。

通しで指定した結果はこんな感じ!
0,235:2142-,578:5039-,658:5717-,699,701,704

このインデックス指定結果でモーションを作成してみます。

今回の成果

youtu.be
(すごいところがサムネになってしまった…)
この出力結果は足の挙動がFKなので、このまま使用できません。 FK→IKモーションに変換する必要があります。
また、キーフレームがほぼ全打ちになっているので、使いやすいところまでキーフレームを削る必要もあるかもしれません。
そこで、miu様が作成された「モーションサポーター」である程度まで調整することになります。
モーションサポーターでどこまで調整するかは個人の好みもあるので、私の場合どうしているかお話ししたいと思います。

では、また次回お会いしましょう!